絵本と木の実の美術館でヤギのメエメエ(命名)式

2021/6/21

お問い合わせ窓口

メエメエ式で、子ヤギの名前が決まりました

絵本と木の実の美術館では、ヤギの親子が暮らしています。母ヤギのしずかは、田島征三さんが約40年前に飼っていたヤギと同じ名前です。絵本に度々登場しています。毎年しずかが出産する子ヤギの名前を決める「メエメエ(命名)式」を行っています。6月17日、ヤギの授業を当館で行っている十日町市立鐙島(あぶしま)小学校の1.2年生が来訪し、今年のメエメエ式を行いました。田島征三さんがオンラインで参加した他、今井明夫さん(全国山羊ネットワーク元代表)も参加してくださいました。

今井明夫さんからヤギのお話

「メエメエ式」は、しずかが出産した子ヤギの名前を、鐙島小学校の1.2年生が主体となって全校から募集した名前の候補から、田島征三さんが選んで決めています。

今年は、しずかを提供してくださった今井明夫さん(三条市・全国山羊ネットワーク元代表)も駆けつけ、メエメエ式に参加してくださいました。まずは、“ヤギじい”こと今井さんから子どもたちに、ヤギについてのお話をしていただきました。

ついに、田島征三さんの登場です

田島さんは新潟に来ることができないので、オンラインで参加しました。子どもたちは、ドキドキしながら名前の発表を待ちます。発表の前に、おしい!という最終候補に残った名前が紹介されました。

わたあめちゃん、ゆっくりちゃん、ゆめちゃん、はっち、しずみー、きのかちゃん。

どれも素敵な名前です。子どもたちのネーミングセンスが年々アップし、田島さんもぎりぎりまで悩みました。そしてついに…

いよいよ名前の発表です

「今年の子ヤギの名前は、いちごぱんだちゃんです!」

今までにない、とても斬新な名前になりました!
子どもたちが大好きな果物のいちごと、人気者のパンダがドッキングした明るいネーミングで、さわやかな意外性を感じていただきたいです。
今年の子ヤギ、”いちごぱんだちゃん”を宜しくお願いします。
※2頭目の子ヤギは、7月2日に十日町市立十日町小学校へ入学します。

今井明夫

技術士(農業・畜産)。東京農業大学卒。スイス・イギリスで3年間研修後、新潟県職員として試験研究に従事。退職後は、新潟大学地域共同研究センター客員教授を務め、新潟県内の小学校でヤギ飼育を通して生活科・総合的学習を指導。全国山羊ネットワーク元代表。

 


ヤギの親子も登場する新作絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』いよいよ7月2日(金)発売

田島征三がビオトープの生きものたちをモデルに描いた絵本が出版されます。現在、予約を受け付けています。ご予約いただくと、田島征三のサイン入り絵本になり、ポストカードも特典でついてきます。ぜひ、予約終了(6月30日まで)の前にご確認ください。
≫絵本の予約はこちら

『とわちゃんとシナイモツゴ』
真冬の池の中で見た、シナイモツゴの夢。魚の目から見た池の中や川の流れと、その外に生きる「にんげん」の女の子。新しい切り口で「いのちのケハイ」を描く、田島征三の最新作。今年の夏に出版予定です。(ひだまり舎)


開催中の展覧会で『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』の習作・ヤギの立体オブジェを展示中

現在開催中の展覧会「少年からみた魚と、魚からみた少女」では、絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』の習作を展示しています。ぜひ、この機会にお越しください。
≫詳細はこちら


田島征三 ENEOS児童文化賞を受賞

L sub
田島征三さんが、1966年に創設された「ENEOS児童文化賞」を受賞しました。この賞は、日本の児童文化の発展・向上に大きく貢献した個人または団体に贈られる賞です。
≫ENEOS児童文化賞公式HP
≫田島征三公式Facebook

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

L sub
廃校になった真田小学校が舞台となった。実在する最後の生徒3人が主人公となり、空間を使った絵本のように構成された。校舎中に配したオブジェは伊豆半島の海辺と日本海で集めた流木や木の実などの自然物に絵具を塗ったものである。入り口には水で動くバッタのかたちをした巨大な鹿威し。これは校舎内のオブジェが動く原動力となっている。作家は、かつてこの学校で活き活きと生活をしていた生徒や先生、おばけまでをも再現しようとした。
≫絵本と木の実の美術館公式HP

お問い合わせ窓口

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
住所 十日町市真田甲2310-1
TEL 025‐752-0066
Fax 025‐752‐0066
E-mail ehon_to_kinomi@tsumari-artfield.com
つながる

最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。