磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]、2021年度グッドデザイン賞受賞

2021/10/22

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大地の芸術祭作品「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]」が、2021年グッドデザイン賞を受賞いたしました。

受賞作品

磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]

2015年企画展当時の様子
Photo by Yamamoto Sotaro

Photo by Yamamoto Sotaro

Photo by Yamamoto Sotaro

本作は2009年に廃校となった清津峡小学校を、建築家の山本想太郎が2015年に改修設計したもの。廃校の小学校校舎を芸術祭の拠点施設にコンバージョンすることを考え、地域の問題(空き公共建物の維持管理)とアート界の問題(アートの収蔵スペース不足)をマッチングして、「倉庫」という持続性のある運営概念をもつ美術館となりました。

審査員コメント

本美術館は保管と展示の空間であるが、これは人口減少地域の美術館という日常とトリエンナーレという3年に1回のハレの期間の接点としても巧みに機能しているように思われる。廃校のコンバージョンながら美術館としての静謐な空間の質を獲得している点も評価される。

グッドデザイン賞とは

有形無形にかかわらず、人々が理想や目的を果たすためにつくられたものを、デザインとして捉え、その質を評価・顕彰される賞。人間、本質、創造、魅力、倫理という5つの基本理念のもとづき、受賞されたデザインにはGマークが付与されます。
詳細はこちら>>グッドデザイン賞

改修設計

山本想太郎

山本想太郎は2006年から大地の芸術祭に参加しているアーティストで、妻有田中文男文庫などを手掛けています。

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