1955年ニージニイ・タギル(ロシア)生まれ。「白」と「光」をテーマに油彩、グラフィック、オブジェを制作し、翼や白い衣服を主題とする作品を発表してきた。バダニナによれば「白」は、追悼、死の浄化、魂の解放を表現している。国際共同アーティスト・イン・レジデンスPIKに参加し、チベットでのレジデンスの成果を発表した展覧会では、現地の紙を素材にした光の円柱のインスタレーションを発表して話題を呼んだ。2013年にはヴェニス・ビエンナーレで、個展「1221 Amor」を開催。夫のナセトキンと共に、各種パヴィリオンやインテリアデザインにも従事している。モスクワ在住。