大地の芸術祭の新作、イリヤ&エミリア・カバコフによる「手をたずさえる塔」が完成しました。それを記念し、オープニングイベントを開催します。
イリヤ&エミリア・カバコフは、2000年の第1回越後妻有アートトリエンナーレで「棚田」を制作し、その作品は地域と大地の芸術祭を象徴する人気作品となりました。その後も2015年には「人生のアーチ」が制作され、今年2021年には、それらの作品と新作7点からなるカバコフ作品群による「カバコフの夢」プロジェクトが構想され、7月よりうち新作4点がまつだい「農舞台」で、1点が越後妻有里山現代美術館 MonETで公開されています。
「手をたずさえる塔」は作品群の集大成となる作品です。民族、宗教、文化を超えたつながり、平和、対話、共生を象徴するこの小さな塔は、夜になると天井に据えられたモニュメントがさまざまな光を放ち、越後妻有から手をたずさえることの大切さを世界に伝えます。
<登壇者>
会場:まつだい「農舞台」/越後まつだい里山食堂(新潟県十日町市松代3743-1)
日時: 12月11日(土)14:00~15:00
料金:大人600円、小中学生300円(現地にてお支払い)
予約:要
申込締切:12月9日(木)
ロシア音楽のミニコンサートや「手をたずさえる塔」ライトアップ、ロシア料理のふるまいなど、多様なプログラムをご用意。(
12月11日のオープニングイベント後、期間限定で作品を公開いたします。
・公開日 :12/12(日)、18(土)、19(日)、25(土)、26(日)
・公開時間:10:00-16:00
・チケット:農舞台2F受付にて販売
※降雪の状況により公開を中止する場合がございます。事前にHPをご確認ください。
Photo : Roman Mensing / artdoc.de
イリヤ&エミリア・カバコフ PROFILE
イリヤは1933年、旧ソ連(現ウクライナ)生まれ。ニューヨーク在住。1950-80年代は公式には絵本の挿絵画家として活躍する一方で、非公式の芸術活動を続けた。80年代半ばに海外に拠点を移し、ソ連的空間を再現した「トータル・インスタレーション」をヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ等に出展。1988年に、エミリア(1945年生)とのコラボレーションを始める。日本でも「シャルル・ローゼンタールの人生と創造」展(1999年)、「私たちの場所はどこ?」(2004年)、「イリヤ・カバコフ『世界図鑑』絵本と原画」展(2007年)等の個展を開催し、妻有では2000年「棚田」、2015年「人生のアーチ」を恒久設置した。2008年、高松宮殿下記念世界文化賞受賞
住所 | 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1, 71-2 越後妻有里山現代美術館 MonET |
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TEL | 025-761-7767 |
info@tsumari-artfield.com |