【夏】土日祝限定 うぶすなの家でランチコース

築100年を超える趣ある茅葺の古民家《うぶすなの家》。集落の元気なお母さんたちとのおしゃべりと、地元の旬の恵みをふんだんに使った定食メニューを楽しみながら、土日祝限定公開の作品を中心に、屋外作品も含めて巡ります。※作品公開日は作品によって異なりますのでご注意ください。

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10:00 越後湯沢駅 レンタカーを借りる
25分
10:25 大沢山トンネル近くにある作品群
小川次郎/日本工業大学小川研究室《マッドメン》
川辺に建つ小さなフォリーである。水遊びをするときの休憩所として使うことができる。集落の住民ひとりひとりをかたどった人型により、床・壁・天井が構成されている。場所と人びとをつなぐマテリアルとして、現地で採集した土にセメントを混ぜた「土コンクリート」が独自に開発され、用いられている。
日本工業大学小川次郎研究室+黒田潤三《モミガラパーク》
トンネル出入口付近の除雪車車両回転場に付随するポケットパークである。当地産のコメのモミガラをポリエステル樹脂に混入したブロックを開発し、これらを組み合わせることで野外劇場、野菜の無人販売所、積雪量測定器を制作している。ここではオブジェの形状や役割に応じて、モミガラの配合率を変化させた数種類の半透明のブロックが使い分けられている。その結果、周辺の風景に対して、オブジェの部分だけがあたかも解像度の低い画像処理を施されたかのような、特殊な視覚的効果が生じている。また、それぞれのオブジェは、半透明のエッジが背景の豊かな自然に滲み出し、明確な形態をもちながらある種非現実的な存在感を醸し出している。
2分
10:45 2030年の完成を目指す
小川次郎/日本工業大学小川研究室《「アート村(そん)・鍬柄沢」構想》
これまで《モミガラパーク》や《マッドメン》など、芸術祭ごとに鍬柄沢(くわがらざわ)集落で新しい作品を制作し続けている作家チーム。 12年目を迎えた2015年は、継続しながら将来的に完成へとたどり着く地域プロジェクトを始動させようと地域との話し合いをはじめた。住民と作品の可能性を模索するなか、休耕田となった棚田に、天に上るようなそばの花が咲く道の制作を軸に活動することになった。2015年はそばの道と1/3 のサイズの道祖神を設置。2030年の完成を目指している。
10分
11:05 137億年前と今が交差する家
アントニー・ゴームリー《もうひとつの特異点》
壁を取り払い、構造がむき出しになった家。壁、床、天井から柱や梁の間を張り巡らされた682本のコードが、中央の多面的マトリクスの中に浮かび上がる作家自身の身体のまわりに凝集する。タイトルの「もうひとつの特異点」は、宇宙の起源を示しており、137億年前、質量、空間、時間が発生した瞬間を作品に特殊化し、内包しようとしたものである。
35分
11:55 築100年の茅葺古民家で味わう、越後妻有の味
【ランチ】うぶすなの家
集落の元気なお母さんたちが振る舞うのは、地元で採れた新鮮な食材を使った定食メニュー。築100年を超える茅葺の古民家で、焼き物の器と慈悲深い料理、お母さんたちとのおしゃべりをお楽しみください。
25分
13:00 人と自然の共生を耕すアートプロジェクト
枯木又プロジェクト
2009年から継続する内田晴之、吉野央子を中心に、京都精華大学有志が取り組むプロジェクト。風景・農業・養鶏・食・循環といった、人間と自然、地域の共存において重要なテーマを扱う継続作家の他、学生、留学生、新進気鋭の若手作家などを召集し、展開している。
企画協力:吉岡惠美子
35分
13:55 営みの歴史を一望できる空間へ
力五山ー加藤力・渡辺五大・山崎真一ー《時の回廊 十日町高倉博物館》
結成当初より高倉集落を舞台に、住民と協働しながら活動を続けてきた力五山。地域の重要な民具や農具が保管されていたかつての体育館全体を作品として魅せる。蓄積された時間や、人々の営みの痕跡を見ることができる回廊型の展示。
20分
14:40 光と空間を使った作品で知られる現代美術作家
ジェームズ・タレル《光の館》
2000年に完成した《光の館》の作品の照明器具は、 直管型白熱灯が使用されていた。白熱灯が生産中止となり、今回LED 照明器具へと全面的に交換すること になった。このリニューアルに合わせ、光の演出も一新され、光の色もさまざまなバリエーションで展開す ることになった。日の出、日没時間に合わせた40分間のプログラムは、天井に映し出される色の光を使い、 自然の“ 白色光” に潜むさまざまな色が見えてくるかのように鑑賞者の視覚を揺り動かした。
25分
15:40 絵本『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』
ジミー・リャオ(幾米)《Kiss & Goodbye (土市駅)》
JR 飯山線を舞台とした新作絵本『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』を軸に、土市駅と越後水沢駅の横に作品を設置した。絵本は、両親 を亡くした少年と飼い犬が列車に乗って、田舎のおじいさんを訪ねる物語。列車が前に進むように、人生を切り開く勇気を与えてくれる絵本だ。ふたつの作品は、豪雪 地帯である越後妻有地域で見られる通称「かまぼこ型倉庫」に着想を得てデザインされた。倉庫内ではインスタレーションや絵、動画 や音楽など絵本のメッセージを伝える展示を行った。
5分
15:55 絵本『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』
ジミー・リャオ(幾米)《Kiss & Goodbye (越後水沢駅)》
JR 飯山線を舞台とした新作絵本 『幸せのきっぷ Kiss & Goodbye』 を軸に、土市駅と越後水沢駅の横 に作品を設置した。絵本は、両親 を亡くした少年と飼い犬が列車に 乗って、田舎のおじいさんを訪ね る物語。列車が前に進むように、 人生を切り開く勇気を与えてくれ る絵本だ。ふたつの作品は、豪雪 地帯である越後妻有地域で見られ る通称「かまぼこ型倉庫」に着想 を得てデザインされた。倉庫内で はインスタレーションや絵、動画 や音楽など絵本のメッセージを伝 える展示を行った。
10分
16:15 妻有の風景をもう一度発見するための窓
内海昭子《たくさんの失われた窓のために》
部屋の窓から見える風景は「私の風景」となる。窓から見える風景を通して外に広がる妻有の風景をもう一度発見するための窓。揺れるカーテンは風を映す。作家は妻有を来訪した際、妻有の自然に圧倒されたという。自然を邪魔することなく慎ましく咲く花のような作品を目指した。たなびくカーテンは、作品を訪れる人びとの心に陽の光や里山の風のそよぎを届けた。
※作品に登る行為は絶対に止めてください。非常に危険であり、作品の破損につながることもありますのでご注意ください。
35分
17:00 越後湯沢駅到着 レンタカー返却

開催概要

日程 2025/7/19-8/31 土日祝[昼食:うぶすなの家]
始点/終点 越後湯沢駅 / 越後湯沢駅
交通手段
共催 昼食:うぶすなの家
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