北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。
前回に引き続き、「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。
今回の北川フラム塾は、2026年9月に初来日するウクライナの映画監督・アーティスト、ダナ・カヴェリナ氏をお招きします。今回の来日にあわせて、カヴェリナ氏はウクライナ戦争を主題とする最新作『灰色の大地』をはじめ、複数の映像作品を各地で上映し、能登半島地震の被災地・石川県珠洲市にできたレジデンス施設「のとすずハウス」に滞在予定です。
今回の北川フラム塾では、2つの映像作品の公開とともに、カヴェリナ氏による作品の解説、戦時の美術、珠洲での滞在の印象などについて、北川と対談形式でお届けします。
2014年に始まったウクライナ東部ドンバス地方の戦争を軸に、ロサンゼルスのワッツ暴動やルーマニア革命の記録映像、作家自身のコラージュ作品を織り込む。現在の戦争を、過去の歴史や記憶の連なりの中から捉え直す作品。ニューヨーク近代美術館所蔵。(20分)
戦争で傷つくのは、人間だけではない。ウクライナの戦地に生きる動植物や大地、そして人々の姿を描き、幸福だった日々を思い起こす人や牛を通して、穏やかな過去と過酷な現在を対照させる。
ダナ・カヴェリナ
1995年にウクライナ南部のメリトポリに生まれたアーティスト、映像作家。ウクライナ国立工科大学のグラフィック学科を卒業し、現在はリヴィウを拠点の一つとしながら、ベルリンなどヨーロッパを中心に活動。アニメーションや映像を主要な表現手段としながら、インスタレーション、絵画、グラフィック、テキストなどを組み合わせた作品を制作している。
カヴェリナの作品の中心にあるのは、戦争、政治的暴力、記憶、歴史、死、再生といった主題である。歴史の大きな物語からこぼれ落ちてしまう個人の経験や、戦争を直接経験していない者には捉えにくい記憶、現在と過去の連続性などを、アニメーションや映像を通して表現する。
The Kyiv Perennial(ウィーン)、第60回ヴェネチア・ビエンナーレ、アントワープのM HKA(現代美術館)など、国際的な展覧会・芸術祭にも参加。2023年には、『キジバトへの手紙』がMoMA(ニューヨーク近代美術館)で紹介されるなど、国際的な映像文化の文脈においても注目を集めている。日本では、大地の芸術祭(2024)、下呂Art Discovery(2026)、「亀裂を見つめてIII」展(2026)に参加。
2022年には、ウクライナの若手現代美術家を対象とする第7回PinchukArtCentre Prizeのメイン・プライズを受賞。国際的な若手現代美術家を対象とするFuture Generation Art Prize 2024のショートリストにも選出された。
1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京芸術大学美術学部卒業(仏教彫刻史)。1982年、株式会社アートフロントギャラリーを設立。主なプロデュースとして、「アントニ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」、「ファーレ立川アートプロジェクト」など。アートによる地域づくりの実践として「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」などの総合ディレクターをつとめる。
【日時】2026年9月29日(火)19:00~21:00(18:50開場)
【場所】アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟
【料金】
・会場/Zoom参加(一般):2,000円
・会場/Zoom参加(学生):500円
・通年参加(一般):15,000円(定額プラン制)
・通年参加(学生):5,000円(定額プラン制)
※学生プランの方はお申し込み後に学籍情報についてご回答いただきます。
通年プランはこちらから申込みいただけます。
[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
・第16回 浪越隆雅(株式会社マイファーム)
・第17回 小野塚知二(東京大学特命教授)
・第18回 椹木野衣(美術評論家)
・第19回 木畑洋一(歴史学者)
・第20回 さわひらき・SIDE CORE(アーティスト)
・第21回 西村幸夫(國學院大學教授・
・第22回 佐竹右行(元グラミンユーグレナ CO-CEO)
・第23回 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、弓指寛治(「奥能登国際芸術祭2023」参加アーティスト)
・第24回 北川フラム
・第25回 佐藤悠(アーティスト)
・第26回 深澤孝史(アーティスト)
・第27回 三尾徹(金融専門家)
・第28回 東浩紀(哲学者)
・第29回 梅田哲也、多田淳之介(「内房総アートフェス」参加アーティスト)
・第30回 暮沢剛己(美術評論家)
・第31回 尾花賢一、竹内公太(「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」参加アーティスト)
・第32回 甲斐賢治(せんだいメディアテークアーティスティックディレクター)
・第33回 モデレーター:北川フラム(磯辺行久の視点から見る越後妻有)
・第34回 ルデル・モー、エカテリーナ・ムロムツェワ(北アルプス国際芸術祭2024)
・第35回 遠藤利克、鵜飼哲(南飛騨Art Discovery参加アーティスト、マルシェ企画/株式会社多美人生開発)
・第36回 北川フラム
・第37回 ジェイコブ・モー、Torus Vil.(アーティスト)
・第38回 大西若人(朝日新聞社)
・第39回 小野正嗣(小説家)
・第40回 北川フラム「建築家・原広司と芸術祭の歩み」
・第41回 北川フラム「瀬戸内国際芸術祭2025」
・第42回 レオニート・チシコフ、マリーナ・モスクヴィナ(「瀬戸内国際芸術祭2025」参加アーティスト)
・第43回 藤原辰史(農業史研究者)
・第44回 安藤礼二(文芸評論家)
・第45回 ニキータ・カダン(アーティスト)
・第46回 北川フラム「地域課題と芸術祭が目指す姿」
・第47回 クリスティアン・バスティアンス(アーティスト)、アンナ・アリエワ(ウクライナ国立美術館の学芸員)
・第48回 黒川創(作家)
・第49回 「みんなの学校プロジェクト」平川理恵(教育者)
・第50回 占部まり(医師/宇沢国際学館代表)
・第51回 椹木野衣(美術評論家)
・第52回 田口康大(一般社団法人3710Lab みなとラボ)
・第53回 原聖(言語社会学者)
・第54回 「みんなの学校」プロジェクト
・特別版(第55回) アートがひらく復興のかたち―奥能登・珠洲から(出演:阿部海太郎(作曲家)、長塚圭史(演出家)、池谷内吉光(珠洲ちょんがり研究会会長))
第56回 千石英世(文芸評論家)第57回 ムニール・ファトゥミ、トレバー・ヨン(アーティスト)第58回 三宅感(アーティスト)
2021年12月13日木奥惠三
(左)2021年10月11日 南条嘉毅 、川村清志 /(右)2021年11月22日 平田オリザ
2020年12月27日小松宏誠作品「Winter Circlet 」清掃・メンテナンスワークショップ
2020年11月1日「オーストラリア・ハウス」秋の会(雪囲い)
2020年10月20日高野ランドスケープを講師に迎えた環境整備ワークショップ
2020年10月3日(土)清水ミュージアムでの川俣正作品制作ワークショップ
2020年9月13日(日)カサグランデ&リンターラ建築事務所作品「ポチョムキン」清掃ワークショップ
2020年8月30日(日) 稲刈り体験ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一との松代城清掃ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一と作品「大地のおくりもの」を彫るワークショップ
7月24日(金)作家・淺井裕介と作品「チョマノモリ」清掃ワークショップ(photo by YONEAYMA Noriko)
| 日時 | 2026年9月29日(火)19:00~21:00(18:50開場) |
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| 場所 |
【場所】アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可) 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟 |
| 料金 |
・会場参加(一般):2,000円
・会場参加(学生):500円 ・通年参加(一般):15,000円(定額プラン制) ・通年参加(学生):5,000円(定額プラン制) |