2020年キナーレ企画展「田島征三コレクションギャラリー ~空間絵本ものがたり~」

開催概要

田島征三作品の展示&販売

キナーレの秋の企画展は、「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」の作家・田島征三が、これまで制作してきたさまざまなジャンルの作品を一挙公開し、販売致します。

普段は展示されない貴重な作品から最新の描き下ろし作品まで、目白押しのラインナップ。また、昨年10周年を迎え、今年新たに歩み始める絵本と木の実の美術館の紹介や、田島征三のアートを多様な角度で体感することができる展覧会となります。
≫絵本と木の美の美術館公式HP

※トップ写真:作品「つかまえた」


作家トーク&サイン会 「絵本とアートの間」

作家・田島征三が、「絵本とアートの間」をテーマにお話しします。その後はサイン会を実施しますのでぜひご参加ください。

【日程】2020年9月19日(土)14:00~15:00 その後サイン会
【場所】キナーレ(1F受付までお越しください)
【定員】30名/要予約
【予約】WEB/お電話(025-761-7767「大地の芸術祭の里」総合案内所)にて前日まで受付
【料金】一般500円 小中学生以下無料 ※入館料別 ※トペラトトクラブ会員の方は無料

「捕らえた魚」

「ふしぎのケハイ」絵本作家・ミロコマチコ×田島征三 ライブペインティングにて制作(2017年5月)

作家紹介

田島征三

1940年 大阪府堺市で兄征彦と一卵性双生児として生まれる。6歳から19歳までを自然豊かな高知県(6~11歳 芳原村(現春野町)、11~19歳 高知市朝倉)で暮らす。この時期に、小川で魚を手づかみで持ったりした時の、生き物が掌の中で暴れる感触は今も創作の根になっているという。多摩美術大学図案科卒業を機に手刷り絵本『しばてん』を制作する。1969年に東京都西多摩郡日の出村(現日の出町)に移り住み、ヤギやチャボを飼い畑を耕す生活をしながら、絵本などの創作を続ける。新しい画風を生み出そうとし続けていたところ、ナスカの地上絵の写真を見て新境地が開ける。従来の絵本とは大幅に画風が異なる絵本『ほら いしころがおっこちたよ ね、わすれようよ』を出版する。(1980年)

1989年に日の出町に残る最後の美しい谷間が第2の巨大ゴミ処分場計画候補地になっていることを知り、夫婦で反対運動をおこすことを決意する。森の中で反対運動をしている間に森の植物や小動物との連帯を強く感じ、インスピレーションを得る。胃がんを患い、胃の2/3を摘出する手術を行う。転地療法のため、伊豆高原(静岡県伊東市)に移住する。(1997年)手術後、体力をつけようと森の中を歩いていた時、シロダモ大木に呼び止められた気がしてふと立ち止まる。翌年の秋、その実を集めて制作した絵本『ガオ』を出版する。その後、絵本を作りながら、木の実や流木などによる作品を発表し続けている。

photo by AKIMOTO Shigeru

開催概要

日時 2020年9月19日(土)~12月6日(日)10:00〜17:00(最終入館16:30)
※水曜休館
※会期が12/6(日)まで延長しました。
場所

越後妻有里山現代美術館[キナーレ](十日町市本町6)

料金 一般800円、小中学生400円
※常設展入館料を含む
※2020秋共通パスポート、または個別鑑賞券提示で何回でも入場可
※「キナーレ」と「絵本と木の美の美術館」の両館にご来場いただく場合は、入館料一般200円、小中100円割引がございます(それぞれ個別鑑賞券を受付にてご提示ください)。
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