Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生

公開終了
2024/7/13-10/6(祝日を除く火水定休)
《くるくるさんば》中里繪魯洲
島田忠幸 Photo: Saito Sadamu「目指せ13m」 雨引きの里2022
中村正( 山羊のメリーさん)Photo: Abe Sayuri 個展「山羊のメリーさん カーテン島の冒険」 TEGAMISHA GALLERY Soel 2021

作品情報と地図

作品について

心の癒しや開放的な自然とのつながりを感じる機会をもつことで、コロナ禍からの脱却を経た新しい活力を。そんな思いから展開される、ナカゴグリーンパークの広大な芝生を主な舞台にした企画展。ユニークかつユーモアあふれる「動物」をモチーフとした作品群を中心に、ワークショップやパフォーマンスなど観客参加型の作品も登場します。
[参加作家]石橋幸大、一色智登世、大曾根俊輔、大谷桜子、岡本光博、笠井祐輔、島田 忠幸、関口恒男、五月女かおる、玉田多紀、鳥居歩、中里繪魯洲、中村正、早川 鉄兵 、早野恵美、三松 拓真、村山 大明

《くるくるさんば》中里繪魯洲
「体験型」メリーゴーラウンド
金属を中心に、ガラスや木などの異素材も扱う作家は、廻る・循環するものを近年のテーマにしている。本作はおおたか静流の楽曲「回転木馬」に着想を得て制作。

《目指せ13m》島田忠幸
山々をバックに躍動 !
広大な野山を背に大地を蹴り、着地する寸前のカンガルー。近年「プリニウスの動物達」というシリーズを展開する作家による、ひとつの動作をかたどった造形作品。

《大地竜》玉田多紀
タマゴを守る恐竜が残すもの
ダンボールを素材とし、生物の造形美や性質を表現する玉田。本作では屋外で時間とともに作品が変容していく様が見られ、タマゴを制作できる参加型スペースも設置。

《越後妻有レインボーハット2024》関口恒男
虹に包まれたダンスフロアへ
踊るための場所として世界各地で「レインボーハット」を制作してきた作家が、会期中毎日DJを行う。水と鏡のプリズムによる虹が来訪者を音楽とともに包み込む。

《はじめに心があった》中村正
人形が紡ぎ出す “超現実的世界 ”
作家が「山羊のメリーさん」というキャラクターに扮し、動物人形の公開制作パフォーマンスを実施。不可思議な動物たちが、展示空間に浮遊する。

《どうぶつ涅槃》村山大明
自然や生き物と一体となる空間
調和・交わりをテーマに動植物の群像を緻密に描く村山がつくり出す、涅槃の世界。テントの内装を大きなキャンバスとし、さまざまな生き物に包まれ一体となる世界を表現。

《アニマルピクニック》早川鉄兵
ダイナミックな切り絵アート
自然や動物をモチーフに作品を手掛ける切り絵作家による野外インスタレーション。切り絵の原画をもとにさまざまな動物が制作・配置され、自由気ままに世界観を楽しめる。

《トラロープ》岡本光博
“境界 ”を問うユーモラスな表現
「バッタもん」「ドザえもん」などの風刺的作品で知られる岡本。本作も黄色と黒の模様から「トラロープ」と呼ばれる標識ロープから着想した立体作品を展開する。

《うさぎ》大谷桜子
ただそこにある、という力強さ
主に陶土を用いて制作する作家が初めて大型作品に挑戦したもの。すっくと立ち、遠くを見据える大きなうさぎの凛とした佇まいが、存在感を放つ。

《食事の風景》五月女かおる
フェンスに組み込まれた、動物の姿
食材が口に入るまでの過程が見えづらい現代の食事から、「生命が食材となる境界の希薄さ」をテーマに表現。食べる/食べられるという関係にも想像が膨らんでいく。

《息/みつめる》鳥居歩
触れたくなるような佇まい
動物をモチーフに石彫を手がける鳥居による、狼とモグラの作品。どっしりとしながらもやわらかな質感の動物たちは、その日の天候や見る人の心情によってさまざまな表情を見せる。

《モノの移行》石橋幸大
乗り物とヒトの関係を問う彫刻
“持ち物 ”が “廃材 ”になるように、“廃材 ”が新たな価値を持つことがある。そんな試みを続ける石橋の新作は、廃材を用いた馬。人が「移動」の役割を託すもののあり方を問う作品となる。

《ーAnimalsー》早野恵美
鑑賞者を見つめる、あたたかなまなざし
板を重ねた支持体に描かれた、半立体の作品。和紙に日本画材である岩絵具をつかって描かれる動物たちは、カラフルで躍動的。生命力に満ちた愉快な動物たちが描き出される。

《Re:cycling!!》三松拓真
乗り物が、キャラクターに!?
乗り物と動物を融合させた木彫作品を手掛ける三松によるインスタレーション。自転車や、原付などをモチーフに、「新しい生命の可能性」を提示する。
協力:寿加工株式会社、オンサイト株式会社

《Dance of prayer -seeds-》一色智登世
色彩豊かな祈りの造形
陶を素材に「SEED- 種、はじまりのかたち」というコンセプトのもと作品を展開する作家による本作。その生命力に満ちた造形に、明るい未来への願いを込める。

《生まれてきてくれて、ありがとう》笠井祐輔
あなたを包み込む、揺れる球体
日常の事象から「生命が創造する新たな価値」を提案する笠井が制作した、ロッキングチェアのように揺れる球体。鑑賞者はそこに包み込まれて安らぐことができる。それは胎児に戻ったような感覚かもしれない。

《キリン舎オオサンショウウオ館(仮)》
動物への愛情が生む、巨大な漆作品
乾漆技法で制作する大曽根が手がけたのは、娘の一声で決まった等身大のキリン。オオサンショウウオとともにこの地に悠然と佇む(動物のモチーフは変更の可能性あり)。

作品情報と地図

作品番号 K114
制作年 2024
時間 10:00~17:00(10・11月は16:00まで)
料金 一般400円、小中学生200円
(期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売)
休館 祝日を除く火水定休、冬季
エリア 川西
集落 ナカゴグリーンパーク
マップコード 414 073 130*62
公開期間 2024/4/27-10/6(祝日を除く火水定休)
場所 新潟県十日町市上野甲2930-3
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