十日町(とおかまち)エリア

どんなエリア?
十日町エリアは信濃川の東側に広がる織物と農業を柱として形成された地域です。市街地では周辺の集落から人とモノが集まり、定期的に市が開かれていました。冬の節季市ではその名残を感じることができます。河岸段丘面の平らな地形を利用した稲作のほかに、花卉、きのこなど、複合的な農業が行われています。地場産業である織物の文化も街の随所に見ることができます。
歴史
昭和50年代の発掘調査によって、十日町中条地区にある笹山遺跡から現在国宝に指定されている火焔型土器が出土しました。火焔型土器は今から約4500年ほど前の縄文時代中期に制作されたと推定され、取っ手が燃え盛る炎のように立ち上がり、その形、文様は日本の原始美術を代表する作品として芸術的にも高く評価されています。十日町市博物館では火焔型土器を当時の生活とともにご覧いただくことができます。

このエリアの施設

6つのエリア

十日町 エリア
信濃川の東側に広がる織物と農業を柱として形成された地域。少子化によって廃校となった小学校が10校以上あり、「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」などの作品として生まれ変わっています。
川西 エリア
信濃川の西岸にある高さ50mの段丘上に広がる地域。ジェームズ・タレルの「光の館」や、住民によって運営されるブルーベリー園「ベリー・スプーン」をお楽しみいただけます。
中里 エリア
信濃川をはじめ、清津川、釜川、七川と水に恵まれた地域。釜川のほとりでは、ゴミ捨て場に変わり果てたかつての遊び場を、フィンランドの建築家グループ「カサグランデ&リンターラ建築事務所」が美しい公園に作り上げました。
松代 エリア
信濃川の支流である渋海川沿いを中心に広がる、周囲を山々に囲まれた丘陵地帯。棚田景観で有名な星峠集落の民家を活かした作品「脱皮する家」では宿泊体験もできます。
松之山 エリア
長野県境に位置する周囲を山々に囲まれた標高200~600mの丘陵地帯。標高700mには緑あふれる大厳寺高原もあり、四季折々の自然が訪れる人を楽しませてくれます。
津南 エリア
新潟県の南端、長野県の県境に位置する地域。木造小学校を活用した秘境の宿「秋山郷結東温泉 かたくりの宿」や縄文時代中期の遺跡があります。
つながる

最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。